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奥多摩-水辺によせて1- [水辺によせて]

ここに載せた写真は、10数年前に主人が撮ったものです。
今まで書かなかったんですが、ぽちっとすると、大きな画像で見る事ができます。


自分が誰かの代わりだったと気がついたときは、かなりショックなものがあります。
何年も何年も大切な人の中で、自分が一番だと思い込んでいて、信じ切っていて、
あるとき、思ってもいないときにそうじゃないことが判明する。

『誰かの代わり』から解放されて『自分』に戻ろうとするときに、
そうさせまいとするものに阻まれ、
代わりとしようとする方が悪いはずなのに、
「お前が悪い」と責め続けられ、強大な罪悪感に苛まれ、
ようやくその存在から逃れたときには、もう精神はボロボロでした。


主人は、休みの度に気分転換になるだろうと、
ぼんやりしている私を色々な所へ連れ出してくれました。
実家以外に一番最初に連れて行ってくれたのが、この写真の場所でした。

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奥多摩の、どの滝だったか?

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更に10数年前なので、様相も変わっているかもしれません。

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平日の午後だったので、他には誰もいませんでした。

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周りがぼけているのは、水滴を撮りたかったようですよ。

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紫陽花に色がつき始めた頃でしたね。
あの頃のことは覚えていないことの方が多いのですが、精神を病んではいなかったと思います。
何かを考えてしまうと、自分を責める方に向かうので、
無意識のうちに、あえて何も考えないようにしていたのだと思います。
外に出れば、緑が綺麗だったとか、木でできた小さな橋を渡ったとか、
滝の側が涼しかったなどと覚えているので、主人は休みの度に私を連れ出したのだと思います。

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このとき、ロングスカートに、トレッキングでもできそうな靴をはいてました。
なんでロングスカートにトレッキングシューズだったんだろう?と思ってましたが、
たぶん、あう靴がなかったんでしょうね。
前の家から、そんなにいくつも靴は持ってきていませんでしたから。

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この写真がなんだかとても好きなんですよ。


ここに載せた写真は全て一眼レフで撮ったものです。
フィルムをエプソンのスキャナーで読み込みました。
すごい解像度で読み込んでしまったので、かなり落として載せました。


私を『誰かの代わり』としていた人は、そのことに今も気がついていないでしょう。
何故私が離れたのかも、本当のところはわかっていないと思います。

元々本物が手に入らないから、『代わり』を手に入れて我慢していたんですよ。
所詮、『代わり』は『代わり』でしかないんですよ。

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