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飛鳥Ⅱ-貴女は『クリスタル・ハーモニー』だったんだね-海日和 その2- [海日和]

この記事は、yahoo!ブログさんに載せていました。


何年か前の12月に左耳に中耳炎を患ってから、それも本当に中耳炎だったのかわかりませんが、
めっきり体の調子が悪くなり、全身に振戦を感じ、特に左手に力が入りにくくなりました。
疲れたり、強いストレスを感じたりすると、ひどくなります。
ただ、見た目にはわからないそうです。

そういうわけで、休みの日はパソコンの前に座っていることが多くなりました。
ほとんどゲームをして過ごしていたのですが、
『艦これ』『式姫の庭』で色々教えていただいた『ちと師匠』が、
ニコ動(ニコ動では『かなへび』さん)に動画をアップされていて、
それを観て、自分も作ってみたくなり、何本か作ってみました。

ここでは、そのうちの1本、『飛鳥Ⅱ』について、少し書いてみたいと思います。
飛鳥Ⅱで旅に出て、楽しかったーとかいうテーマではなく、
『飛鳥Ⅱ』という客船に対する私の思いを綴ったものです。
勿論、飛鳥Ⅱに乗って旅してみたいですがねー
うちにはそんな余裕はない(T-T)

ニコニコ動画にアカウントをお持ちで、
更に、しょうがない観てやるか、とお思いになったカミサマのような方が
もしかしてひょっとしていらっしゃるかもしれませんので、リンクを貼り付けておきます。
動画といっても、写真を貼り付けて動かしているだけのものです。
師匠曰く、『デジタル紙芝居』です。

その前に、
20年近く(もう20年経ったかも?)の付き合いになる友人が、
「動画の、言わんとしていることを考えるのが楽しい。」
と言っていたので、先に動画をご覧になってからこの記事を読まれるか、
ここをざっと読んで、動画をご覧になるかを
今!ここで!お決めになってから、ポチッとしてください。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm28322500


さて、ここから本題に入ります。

もう、古の昔にですね、
初めて長崎に行ったとき、建造中の客船を見ました。
その客船の名前が
『クリスタル・ハーモニー』。
記憶も不確かですが、グラバー邸から見たと思います。
模型が飾ってあったのですが、それがグラバー邸にだったのか・・?
そのときの写真がこれ。

長崎.jpg


1990年ってなんだ?(^0^;)
私もかなり古くなるわけだわ。
実家の古い家にほったらかしのアルバムから抜き取ってきたものなので、えらく色褪せておりました。
おまけに、小学生の頃にお年玉をためて買った、なーんの機能もついてないカメラで撮ったので、
画像ももやーんとしておりました。
上の写真は加工を施したものです。
もっと綺麗に修正できないものですかねぇ。

そのときは、そんなに興味もなくて、すぐ側まで行こうなんて気は起こらず。
行きたいと思っても、行けなかったかもしれませんね。
『クリスタル・ハーモニー』はこの年の5月に就航だったと思うので、
もうほとんどできあがってます。

就航して、アメリカへ行ってしまいました。
日本で活躍していれば、いつかは完成した姿が見られると思ってましたが、
アメリカに行ってしまったのでは、もう写真でしか見られないね(T-T)

それから10年以上経った頃、
船の科学館の壁に飾ってあった豪華客船の写真の中に、彼女の姿をみつけました。
懐かしい気持ちと、誇らしいような、頼もしいような、
嬉しいような、そして少し寂しいような気持ちで眺めたのを覚えてます。
娘が成長して、親元を離れていったら、こんな気持ちなんですかね。

・・・でも
今はどうしているんだろう?
・・・もう、廃船になってしまったのだろうか?
それとも、まだどこかの海の上にいるのだろうか?
調べればわかったのでしょうが、知らない方がいいような気もしてました。


昔から、主人と2人でふらっとどこかへ行くことが多かったのですが、
そのときは『宮ヶ瀬ダム』に行ったんです。
展望室があって、カメラを目一杯ズームすると、遥か向こうに横浜が見えたんです。

宮ヶ瀬.jpg


最初は全然わからなかったんですが、ランドマークタワーがうっすら見えていて、
ああ、横浜だ、と。

そのときからずっと横浜へ行きたくて、
主人にお願いして、秋晴れのこの日、やっと行くことが出来ました。
いつも主人が連れて行ってくれるのは『みなとみらい』方面なのですが、
この日は、山下公園や中華街の方に連れていってもらいました。

横浜 中華街.jpg


上の雲も龍みたいでしょ?(^_^)

主人は、中華街へ行くなら、本場四川の麻婆豆腐が食べたいと、前もって調べておりました。
私は辛いのがまったくもってだめなので、なんとなく食べられそうなものを頼みました。
エビチリだったような・・
あまり辛くて記憶にない(^0^;)
主人は待望の麻婆豆腐を一口食べた途端、ぶわっと額に汗が(^0^;)
主人は辛いものを食べると、すごく汗をかくのですが、このときは更にすごかった。
あの辛いの大好きな主人が、
「死にそうなくらい辛い!」
と叫んでました。
周りのお客さんも、同じ麻婆豆腐を頼んでる方が結構いらっしゃいましたが、
ほとんど食べきれてなかったですよ。
汗と涙を拭き拭き、主人が私に言ってくれたお言葉。
「食べられなかったら残しな!」
「食べきれなかったら」ではなく、「食べられなかったら」と言うところがミソ(^0^;)
いやいや、せっかく作ってくださったものを残すなんてしません。
麻婆豆腐じゃなくても、私にとっては極々辛!でしたが、食べきったぁ!
味はいいんだけど、ね。
流石に主人も、泣きながら汗を流しまくりながら全部食べきりました。
そして、
「もう、いいな・・・(..;)」
う、うん、そうね(^0^;)


山下公園をふらふら歩いていると、ずっとむこーの方に一際目立つ大きな船が見えました。

飛鳥Ⅱ遠景.jpg


「見に行く-!」
と騒いで、大桟橋まで行くことになりました。

赤れんが倉庫.jpg


ふらふら歩いている途中で撮った赤レンガ倉庫。

飛鳥Ⅱ1.jpg


『飛鳥Ⅱ』という客船があるということは知っていました。
ああ、この子がそうなんだ、と。
彼女を見ながら、
「クリスタル・ハーモニーもこんな風に誇らしげに海に上にいるのかな。」
と、考えていました。
そうだといいな、と。

飛鳥Ⅱ2.jpg


横浜に行ったのは、東北の震災が起こった年です。
なので、飛鳥Ⅱにもこの幕が張ってありました。
成田に飛行機を見に行ったときも、機体にこの言葉がかかれていましたね。

成田.jpg


見えるかしら。

成田2.jpg


大きくすると見えるかな。


ずっと見てました。
出港するまで見てました。

飛鳥Ⅱ3.jpg


タグボートが、大きな飛鳥Ⅱの周りをちょこちょこ動き回って、出港のお手伝いをしてました。

飛鳥Ⅱ4.jpg


潮が満ちてくると、ベイブリッジをくぐれない、とかあるのかなぁ。
そういう時間が加味されてるのだろうか、などと思いつつ、
ベイブリッジを無事くぐるのを見届けて、またぶらぶらと公園に向かいました。

飛鳥Ⅱ5.jpg


帰りの高速道路上で富士山を見つけて、大騒ぎで撮った写真です。

高速 富士山.jpg


「富士山!富士山だよ!」
と言うと、主人は
「嘘だぁ」
言いましたからね。
本当に富士山とわかると、
「ここは何十回と通ってるけど、富士山を見たのは初めてだ。」
と感心してました。


実は、彼女を見ていたとき、
飛鳥Ⅱ=クリスタル・ハーモニー
だということは、全然知りませんでした。
まさか、日本に帰ってきていて、目の前のこの客船が、
あの長崎で見たクリスタル・ハーモニーだとは、夢にも思いませんでした。

家に帰って、飛鳥Ⅱを調べて、初めてそれを知りました。
とても嬉しかったですよ。
まだ活躍しているということが。
そして、それを知らなかったとはいえ、
間近で見られて、出港していくのを見送ることができたということが、
とても嬉しかったです。


最後に
『ニコ動』にあげた動画のことなんですが。

友人に指摘されて、やはりそう思われるかぁと思い、言い訳と説明を。

動画に、船の科学館で撮った金剛姉妹の模型と、
大和ミュージアムで撮った大和の写真を一枚ずつ入れました。

金剛4姉妹.jpg


戦艦大和.jpg


動画では、違う角度からの写真になってます。
大和ではいい方の写真を使いました。

「こういう船の模型を見ても彼女(クリスタル・ハーモニー)のことを思うんだよ。」
というのを表したかったのですが、
それだけわかっていただければ十分だったのですが、
この際、もうちょっと踏み込んでいただきますと、

金剛4姉妹は、帰る場所はあったが、帰ることができなかった。
ただ、榛名は呉で空襲で座礁したので、日本には帰っていたのではありますが(^0^;)
大和に至っては、帰らないのを前提に出港したので、もう帰る場所すらなかった。

でも、クリスタル・ハーモニーは、故郷に帰ってこられて、出港しても帰る場所がある。

それを更に表したかったのですが、ちょっと含み過ぎたかしら(^0^;)


ついでに言えば、クリスタル・ハーモニーは海外で火災を起こしたと、ずっと思ってました。
動画を作るまで、ずっとそう思ってました。
なので、火事になったような船が今も活躍しているとは思えなくて、
行方を調べることはしてませんでした。
実際に家事を起こした船は、彼女ではなく、姉妹船?だったそうです。
調べたら、すぐわかったのにね。


それから
一番上に書いた体調のことですが

左手に力が入りにくかったり、振戦もあるのですが、
慣れたせいか、そんなに気にならなくなりました。
革での小物の制作もずっとあきらめてましたが、なんとか復活できそうです。
手動革漉き機『フェッタ』なるものを手に入れたので、また少しずつですが、始めようと思います。

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